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2008年10月18日 (土)

建築設計・工事監理の業務報酬基準改定案

いまさら・・・というか現在の建設業界の状況からいって、公共事業はともかく、民間事業で設計料が改定になったので「設計料金を上げます。」と言える小規模な設計事務所は、どれだけいるのでしょうか。ネタ元

抜粋すると、「現行告示と改定案の業務量の違いについて説明した。工事費ベースと床面積ベースの比較なので単純比較は難しいとしながらも、「業務量は、小規模のケースでは増え、大規模なケースでは同様かやや少なくなる傾向がある」(国交省)との見方を示した。」

現在までの建築設計・工事監理の業務報酬基準は、いつ頃定められたかというと、昭和54年7月建設省告示第1206号により定められた基準でなりたっています。

昭和54年以降の主な規準法改正は、昭和56年(新耐震設計の改正)、去年の(平成19年)の構造計算の改正と言う事から考えても、業務量は増えているにもかかわらず、業務報酬は据え置きという、一般の方には知られていないですが、良心的な設計業界とも言えます。

しかし、実はそれさえもメーカー希望小売価格と同じで、設計料はクライアントと設計者の話し合いで決る事が多いのですから、「絵に描いたモチ」という、自虐的な業界でもあったのです。

実際の所、建築士法上で設計料率が変わったので設計料が上がりますといって納得される一般の方が、この時期にどれだけいるのでしょうか。というより、施主(一般の人)側に「建築士法が改正され設計料率が上がります。」というニュースは国交省はしてくれるのでしょうか?

先日、某TVで「 景気が悪いので政治家と官僚の冬のボーナスを0円にします」という事を討論していましたが、「責任のある仕事をしているし、国民の為を思って頑張って仕事をしているから報酬を高くした方が良い人材が集まる。」みたいな事を言ってた人がいましたが、現実を知らない人だなぁ~と思ったというか、逆にその人は、「報酬が高ければ、志の高い人が集まる。」と思っているのでしょうか。

事例は悪いというか、違うと言う方もいるでしょうが、「姉歯事件は何故おきたのか。」や「食品偽装は何故起きたのか。」を考えた場合、報酬が高ければそんな事件は起きなかったと言っているようなもんです。

私は、「志が高くなければ、報酬を高くはできない。」と思うのですが・・・というか昔の時代は「心意気」とか「志」という目に見えない物を判断して金額を決める事は抵抗は無かったような気がします。しかし「人の信頼感」が薄れている現代社会では、「目に見える物」には値段を付けられても、「目に見えない物」には値段を付けない社会になっている感じがします。

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